チホ:「44まなキキ」でも、初めて目にする単語の「キーカード」を手にすることがあると思うわ。うまく意味を思い出せないとか、覚えていないこともあるわよね。そこで、わからない英単語を調べたいとき、どうしているかまとめてみたわ。よかったら試してみてね。
1)画像検索してみる
よくわからない単語に出くわしたら、わからないことの画像やイメージを調べるということをやってみているわ。これによって、その単語のWeb上にあるイメージを見ることが可能になり、単語のイメージをざっくり拾うことができるの。まず文字による検索結果が出てくるので、それを画像検索に切り替えると、色々な画像が出てくるわよ。
例えば、日本語にすると「恥ずかしい」と訳される英単語に、ashamedとembarrassedがあるわね。でも、全く同じ意味なら単語2つは必要ないはず。なにが違うのか、画像検索してみるとヒントが得られるかも。
「なんだそれ、全然英単語の意味を調べることになってないじゃん」と思うかもしれないわね。でも、当たり前だけれど英語と日本語は違うわ。英語を日本語の文字の意味に結びつけ、固定すると、後々苦労することがある(今もそれに苦しみ、かつ楽しんでもいます)。まずは、文字に頼らずに、その単語が何を表現する言葉なのか、画像検索から見てみるのも1つの手ね。
2)手話を見てみる
画像だけではなく、動きから英語の意味を学ぶという方法もあるわ。例えばこんなサイトから単語を検索してみてもいいかも。
英語の手話が動画で見られるサイト:Signing Savvy , handspeak.com
これらのサイトは、手話を使う人だけにおすすめしたいわけではないわ。知りたい単語の意味を、手話が反映していることもあるかも(※英語と手話は別の言語です)。このサイトでは、単語を検索して手話動画を見ることが無料でできるので、おすすめね(ただし、全ての単語に手話動画があるとは限らないし、ここに入っている手話数も限りがあります)。
色々な手話動画を見て、単語のイメージを膨らませてみるとよいかも。ashamedとembarrassedは、どう違うかしら?
3)英和・和英辞書を引く
おそらく学校では「わからない単語があったらまずは辞書を引こう」と教わったんじゃないかしら。それはその通り。ただし、人によっては辞書は文字の羅列でしかないこともあるわよね。「なんでこんなにたくさん意味があるの?」となることもあると思うし。
でも、ここまでのステップをふまえると、それまでただの文字の羅列だったものが、なんとなくつながりを持ったりもするもの。だから、まずはその単語がもつイメージを検索したり、手話を見てみたりすることを最初におすすめしてみたわ。
次のステップは辞書を使うことね。ウェブ上にも日英・英日辞書はいくつかありますが、無料で使えてだいたいの意味を知るなら、weblio辞書がおすすめかしら。発音が聞けることと、単語を検索するとその単語が入っている例文も無料で見せてくれるわ(例文は有料です、というサイトもあります)。
まずは辞書でその単語を日本語にするとどういう表現になるのかを確認するんだけど、そのあとを大事にしているわ。その単語がどのように文章のなかで使われているのか、例文を見てみるの。なぜならその単語1つで使われることはまずないから。生きた英語を知るには、実際にその単語がどのように使われているのか、例文を読んで知ることだと思っているわ。時には、「あれ?さっき紹介されていた日本語訳とは全く別の日本語に訳されてるじゃん」とかもあるのよ。必ずしもその単語が辞書に載っている日本語が、そのまま使われているとは限らないことを実感できると思うわ。それは、自分が英語を訳す時にどう訳すかを考えることにも大きく影響するわね。
さらに、このWeblio辞書は、中学校で習うような重要な(=非常に使われる頻度が高い)単語には「コアイメージ」がついていることもあるわ。これは、その単語が何を意味しているのかを文字ではなく、イラストで表現したもの。これも、なんとなくの単語の意味を確認するのに使うことができるのよ。すぐに答えを出さず、ちょっと遠回りすることって結構大事かなと思っているわ。
※この記事は、「まなキキ」webサイト「K原さんの楽しい英語」を改訂したものです。